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プロジェクト概要図 |
〜WASP〜 Waseda Satellite Project | WASEDA-SAT2 概要 | プロジェクト概要 | メンバー紹介 | 最新情報 | お問い合わせ | リンク | QRコード募集 | |||||||
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WASEDA-SAT2は,宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2010年5月に打ち上げを予定している金星探査機「PLANET-C」の打ち上げ時に相乗りする小型副衛星の1機として選定された,本学宮下研究室及び山川研究室が共同で設計・開発した人工衛星です. 本衛星のミッションは,展開パドルを軌道上で展開させ,その際に得られる空気抵抗により衛星の姿勢を安定させることが可能であるかの検討及び,QRコードを使用した光学的な衛星間のデータ通信技術の基礎実験を行うことです. 衛星の姿勢を安定させることが可能であるかの検討では,加速度センサを衛星内に取り付け,衛星から受信する加速度データにより姿勢が安定しているかどうかの判断を行います. 光学的な衛星間のデータ通信技術の基礎実験では,QRコードを衛星構体内のLEDパネルに表示させ,それを衛星内でカメラにより撮影し,電波により地上に送信します.そして,受信した信号からQRコードを生成し,本ホームページ上に表示します. 今回の相乗りに際して,WASEDA-SAT2の投入軌道高度は低く数週間程度で大気圏に突入してしまいます.ミッションを成功させる上で,短期間により多くの衛星からのデータを効率良く収集する必要があることから,多くの熱心な衛星通信愛好者の協力が期待できる,アマチュア衛星として免許をいただきました. 多くのアマチュア衛星はアップリンクに144MHz帯,ダウンリンクは430MHz帯を使用しています.今後,マイクロ波帯の活用も進むと思われますが,29MHz帯などの低い周波数帯を用いた衛星も開発される可能性があり,そのような衛星ではアンテナや中継機等の構造上の制約からテザー衛星となることが想定されます.このような衛星では,光学的な衛星間通信が有効になると考えております. なお,WASEDA-SAT2のミッションは,大学の教育研究の一環として,本学の学生が主体となって行っております.これは,人工衛星開発の次世代を担う人材の育成に寄与するためであります. |