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■□衛星と地上の通信□■

<「ダウンリンク」について>

表1 衛星の送信波電力特性(CW)
運用モード ビーコンモード
送信データの種別 テレメトリデータ
最大電力密度

搬送波周波数

必要周波数帯幅

電波の型式

プロトコル

送信機出力

変調速度

変調方式

偏波

音声サンプル
-51.0 dBW/Hz

437.485 MHZ

20 kHz

500HA1A

ビーコン

0.1W

--

CW

直線偏波


WAV形式
機種 TXE430MFMCW-301A


・衛星→地上 のCWのテレメトリデータの読み方

テレメトリの内容は,

“WASEDASAT 20yymmddhhffssPppV1vvvvV2vvvvA1aaaaA2aaaaTttttSssssssssssss”

となっている.

内容の内訳は,
@WASEDASAT
 衛星名

A20yymmddhhffss
 衛星内時計情報
 20yy 年mm月dd字ff分ss秒

BPppV1vvvV2vvvA1aaaaA2aaaa
 電源情報
 Ppp:電源ICの POK、CHGの状態(各4桁)
 V1vvvV2vvvA1aaaaA2aaaa:V1の電圧、V2の電圧、A1の電流、A2の電流(各 4桁)

CTtttt
 温度情報
 Ttttt(サーミスタ電圧値(4桁))

DSssssssssssss
 磁気センサ電圧値(X,Y,Z軸(各4 桁))

である.たとえば,

WASEDASAT 20090101001010 P00010002V10004V20576A10000A20571T0542 S240425852438 

のように表示される場合,分割すると

WASEDASAT,20090101001010,P00010002,V10004,V20576,A10000,A20571,T0542,S240425852438

ということになる.

表2 衛星の送信波電力特性(FM)
運用モード データリンクモード
送信データの種別 ミッションデータ
最大電力密度

搬送波周波数

必要周波数帯幅

電波の型式

プロトコル

送信機出力

変調速度

変調方式

偏波

音声サンプル
-48.3 dBW/Hz

437.485 MHZ

20 kHz

20K0F2D

Ax.25

0.15W

1200bps

FSK(FM)

直線偏波


−−
機種 TXE430MFMCW-301A


<使用ソフトについて>

 AGW Term, AGW PE
<使用ソフトの設定>

 ・AGW Term
ターミナルソフト

・AGW PE
パケットエンジン



Tnc setup
portを選択する.
TncTypeでsound cardの選択.



Tnc commands
Let me control Parametersの選択
Default1200をクリックすると写真の設定になる.

<受信内容>



□で囲った部分がテレメトリデータ


<バイナリデータ>



□で囲った部分がバイナリデータ


<ダウンリンクしたQRデータを画像にする方法>

FMでダウンリンクされる画像は文字列なので,これをバイナリに変換する必要がある.
1:まず、衛星からカメラの撮影データをダウンリンク

2:ターミナルソフトに表示されたバイナリデータ(バイナリ文字列のみ)をテキストファイルにコピーして保存

□で囲った部分をコピー


コピーしたものをtxtファイルにペースト

3:上記のテキストファイルをフリーソフトCovTtB15を用いてバイナリ変換

4:出力されたファイルの拡張子をJPGにして,画像ビューワで確認


5:1つのQRコードになるように4枚の画像をwordやペイントソフト等で切り貼りして編集


6:携帯電話のバーコードリーダーで画像認識してデータを復元


<運行スケジュール>

  • 5/21〜5/23 CW受信による衛星打ち上げ成功確認
  • 5/24〜5/25 CW受信/FM送受信によるミッション確認(※ただしQRコードはwaseda-satのサイトURLを用いる)
  • 5/26〜5/28 CW受信/ミッション成功確認後,募集したURLでのミッション確認を行う
  • 5/31,6/2,6/4,6/8,6/10 ミッション確認
  • 6/14〜 毎週火・木曜でミッション確認