衛星と地上の通信 - Comunication with Earth Station
- ダウンリンク
「ダウンリンク」について、下表が送信波電力特性となります。
運用モード | ビーコンモード | ミッションモード |
送信データの種別 | テレメトリデータ | ミッションデータ |
周波数 | 437.200MHz | 437.200MHz |
帯域幅 | 500Hz | 16kHz |
電波の型式 | A1A | F2D |
送信機出力 | 0.1W | 0.8W |
変調速度 | 1200bps | 1200bps |
変調方式 | CW | FM |
偏波 | 直線偏波 | 直線偏波 |
テレメトリデータの読み取り - Reading Telemetry Data
- テレメトリデータの内訳
テレメトリの内容は、
“WS0000C0000AS0000X0000Y0000Z0000”
となっています。
内容の内訳は、
①WS : 衛星名
本衛星の名前である(W)SEDA-(S)AT-ZEROが由来です。
②0000 : OBC内時計時刻[分]
衛星が起動してからの時刻を示します。
③C0000 : Li+電池電圧
充電中C/充電なしD +0000(注1)
④ A : テレメトリデータの種類
A/Bの二種類あります。
⑤S0000 : サーミスタ電圧(注1)
⑥X0000Y0000Z0000 : ひずみ電圧(X、Y、Zの3種類4桁)(注1)
となっております。
※注1
4桁の数字は基準電圧5VでAD変換した値となっております。
(1)式のXに4桁の数字を代入することで各電圧値を算出することができます。
V=X/4096×5 (1)
例として、WS0243C3276AS2621X1802Y2211Z2457
のように表示される場合、分割すると、WS/0243/C3276/A/S2621/X1802/Y2211/Z2457
となります。内訳は以下の通りです。
WS:WASEDA-SAT-ZERO
0243:リセットから243分経過
C3276:充電状態にあり、Li+電池電圧 4.0V
S2621:サーミスタ電圧 2.2V
X1802/Y2211/Z2457 :ひずみ電圧が(X、Y、Z) = (2.2 、 2.7 、 3.0) V
使用ソフト - Software
- ソフト
- 設定
1.1 地上局ソフトウェア
軌道計算、ドップラーシフト制御 | Calsat32 |
TNC | UISS, Sound modem |
CW信号記録 | audaity |
2.1 Sound Modem
Sound Modem 起動後、Setting > Devices をクリックし、設定を行います。



2.1 UISS
UISSを起動したらSetup>View portをクリックします。自局のコールサインを入力し、 Software Modem Preferenceの「UZ7HO soundmodem」をチェックします。

